藍に深し=Cocco

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私は唄うたいです。
愛する仲間と共に
歌を引き連れて
旅の最中です。

あっという間に終ってしまう
切ない切ない夏の真ん中で

私は歌をうたっています。

もうここまで生きてきて
私は夏の終りを知っています。
突然やってくる
秋の空や冬のにおいを
私は知っています。
この太陽の次にやってくるものを
私はちゃんと知っています。

でも
そんな夏の真ん中で
私は歌をうたいます。

うれしくてうれしくて
弾けそうな胸は
私の足を走らせます。

私は歌をうたいます。

愛に似て愛(いと)し
恋により恋し

好きなものを好きだと
胸を張って言えることが
うれしいです。

まっすぐに
愛してると叫べることが
とてもうれしいです。

「生きてみよう」と問いかけます。
「生きていこう」と誓います。

手をつないで
どこまでも走って行けそうな
そんな気がします。

藍染めの花ごろも

何度でも染めて重ねましょう。
空が秋色に変わるまで。

髪飾り柔(やわ)く

それでも強く抱きしめてね。
壊れてしまいそうでも

大丈夫。
もっともっと
やさしいキスをしよう。

この旅を共に行くあなたへ。
それを見届けてくれるあなたへ。
私を待っていてくれたあなたへ。

大丈夫。

私はここで歌ってます。

もっともっと
やさしいキスをしよう。

全ては
愛に似て愛し
恋により恋し

夏の真ん中で
私は歌を歌う。

ああ、どうか
届きますように。

(題字・絵・文、Cocco)

毎日新聞 2006年8月7日 東京朝刊
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うちは朝日でも、日経でもなく毎日新聞だ。
うちの親に聞いてみた。
他のに変えへんの?
いまのであかんの?っていう答えが返ってきた。
きっとなにかのタダ券などをくれたから選んだんだろう。
まあ、そんなこだわりも持たないし、主要なニュースがこぼれるということもない。
ただし、ちょっと偏りすぎた社説が載るくらいであり、その偏りっていうのも世間の人が同様にしているように一方的な視点をしているに過ぎない。
つまり、「普通」というのが美徳としているくらい、普通なのだ。
唯一、いいというべきところは毎月最初の月曜にこのCoccoの詞を掲載しているとこだ。

上の言葉が載せらあれたちょうどこの日、広島原爆投下の次の日にあたるため平和への祈りが一面に添えられていたのが印象的でもあった。

詞を読んでいると優しさをわけてもらえる気がします。
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by yoshi_kyoto | 2006-08-12 03:32 | 漂流思考  

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