融合したい。

e0033314_1211194.jpgフュージョン―宇宙のエネルギー World physics selection:readings
原子核工学というマイノリティーを選んだ理由として
理学と工学の中間的なところがしたかった。
そして、最先端分野
なおかつ、ものすごいデカイ装置に触りたかった。
核融合という分野がうってつけだった。
この言葉を聞いたのは、小学生くらいだっただろうか。
シムシティー(自分で街をつくっていくという、なかなかあついシミュレーション型のゲーム)で、電気を街に供給しないと停電になっちゃうんやけど、核融合発電所っていうのが一番効率がいい!!
それ以来、核融合はいいもんだって思い続けています(笑)
(子供のときの思い込みっていうのはこわい?)

大学の研究室は熱流体・伝熱工学が主なところに今自ら選択してきている。
ホンマに機械系に近いようなことをしているっていってもおかしくないだろう。
放射線はもう浴びない。
原子核というマイノリティーのなかでも、マイノリティーみたいなとこだ。
でも、そこの教授が核融合分野に強い関わりを持っていはるので、ここにいるというわけだ。
熱も流体も嫌いじゃないしね。
とはいっても、プラズマ物理という講義はあっても一般的な核融合炉の話などは学校では教えてくれない。
この本は初期の段階から現在の核融合炉ITERについてもかなり初歩的なところから専門的なところまでカヴァーされている。
それもそのはず、イギリスの核融合の研究所のひとが書いた本を日本の核融合研究所の所長さんが訳しているからわかりやすいのも納得がいく。
ホンマにパンドラの匣みたいにいろんなことが詰まっていて、水爆の原理までも詳しめに書いてある。
水素爆弾というのは、水素に火をつけて爆発するのではありません!
これは核融合反応です。
それが少し、気分を陰鬱にさせた。
原子炉と原爆が表裏みたいにそういうのは影のようについて切り離すことができないのだ。

この前の講演会で言わはったことでココロに引っかかってしまうことがあった。
「原子炉にしても、核融合炉に関しても最先端だけれど、結局やってることはお湯を沸かすことなんですよね。
それを30%くらいの効率で電気に変換してる。
やっていることはローテクなんですよね。」
頑張ってやろうとしていることが、結局お湯をわかすこと。
色んな国が、そのために何十億もつっこんでいる。
必死でやろうとしていることがお湯…。

電車を乗っていたときにそのことを思い返していて
隣に座っている親子の
小さな子供の純粋な笑顔をみたときに
未来のためにはこの技術というのはきっと大事なことだ。
そう、思いなおしました。

来年にはその分野の研究ができるといいんだけどな( ´∀`)
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by yoshi_kyoto | 2006-05-28 01:46 | book  

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